2003年8月【新平コラム】<<【新平コラム】リスト
 
8月27日(水)
 びっくりしました。突然、県幹部の異動が内示されました。
一夜明けて、冷静に検証してみたいと思います。

 率直な感想は、県議会にはへっぴり腰で、県職員には高圧的すぎるきらいがあるということです。9月1日開会の定例県議会にかける議案などが議院運営委員会で月曜日明らかになりました。ここには、公約で掲げたもの(給与削減、女性副知事の登用など)は全く提案されていません。がっかりしました。

 知事の交際費100%開示は、HP上で1日あったらできますし、給与カットなどは、直近の議会に諮るのが、県政の改革を前面に出して評価し、期待された者の最低限の務めです。
 時間がない、もっと議論して・・・では、今までと何ら変わりません。

 人事については、全く説明責任を果たしていません。何を血迷っているのでしょうか。ブレーンは何をしているのでしょうか。県民の生活を預かる知事には、度量が必要です。安心感です。そもそも、公務員は、公正公平に務める役割があります。また、忠実です。トップが代われば変わります。県職員は仲間です。これから、心を一つにしていかなければ、敵は、他にたくさんあるんです。

 私のところにも、何件か相談がありました。「○○さんが仲人なので、飛ばされるのではないか。」など、一般の職員までも影響しています。ですから、人事は慎重にしなければなりません。確かに、従来の体制のために部長になれなかった人もいるでしょう。しかし、知事は、県民の代表です。県庁のトップとしての判断だけでは、お粗末です。

 私が進言したなら、少なくとも、異動させたい一人ひとりに面談をし判断すべきでしょう。「一緒に改革をやりましょう」と声をかけたそうですが、嫌味以外の何ものでもありません。

 全国最年少 古川 佐賀県知事は、知事選挙で掲げた公約49項目のうち37項目について直近の議会で補正を組んで着手しています。もちろん、人事ではなく、政策についてです。

8月26日(火)
 耳寄りなお話。朝起きて、後頭部を20秒間、氷などで冷やすと、約5キロメートル歩いたことになるそうです。専門的なことは分かりませんが試してみる価値はありそうです。これぞ、究極のダイエットか。

 熱く開催されています世界陸上で、世界のトップアスリートたちが100分の何秒、数センチメートルの間でしのぎを削っています。やはり、スポーツは、すばらしいです。

 特に、けがを抱えながら、堂々、銅メダルを獲得した室伏選手は、ほれぼれするくらいいい顔をしています。ある人から聞いた言葉を思い出します。「競技での成績とその人の生き様は比例する。」このクラスになると潜在能力の上の超力が発揮されるのでしょう。もちろん、それを動かすのは、人間の肉体ではなく、心です。

8月25日(月)
 9月1日からの定例県議会は、安藤新体制として初の県議会とうことで、注目されています。私は、幸い、9月9日〜11日間の一般質問に登壇する予定です。

 まず、選挙の最大の公約であり、最も県民からの期待がかかっている県政改革、県庁の意識改革について具体的な方策を質します。そして、世界遺産登録に対する14万人の署名が瞬く間に集まった世界が注目する綾の照葉樹林についての見解を質したいと思います。

 今までは、ただ質問をして体よくかわされていましたが、今度からは違います。正々堂々とまっすぐ勝負で議論して参ります。
 今日は、議会前の議員運営委員会が開催されます。知事の公約が少しトーンダウンしている話を聞きます。かつての公務員幹部が足かせになっているのでしょうか。佐賀の新知事のように、最初の議会にその公約のほとんどを提案する位の迫力を期待します。 

8月20日(水)
 今日から金曜まで、景気雇用対策特別委員会の県外視察で、東京都、神奈川県に行ってまいります。視察先は、20日経済産業省の施策概要説明、21日 ヤングハローワーク(渋谷)、早稲田商店会、六本木ヒルズ、22日 鞄南、ヤングスポットよこはま を予定しております。

 さて、私の地元 高岡町で、18日臨時町議会が開催され、宮崎市との法定合併協議会の設置が賛成多数で可決されました。宮崎県で初めてになります。
 この合併問題は、正直、宮崎県側の認識が約1年遅れておりました。松形県政の勇退に伴う認識の甘さや県の財政状況の未公開などがその原因でした。

 市町村もようやく、ここ数ヶ月任意の協議会での議論の結論を出す段階にきています。将来の子どもや孫の代にどうバトンタッチするか大変責任の重い課題であるだけに、悔いの残らないように議論を重ねることが必要です。そして、行政側の充分な情報公開によって住民の一人ひとりの判断が全てです。

 この合併に対する対応に、市町村長さんのセンスが現れていたように思います。その結果は、それぞれの結論ですが、佐土原町戸敷町長の行政手腕が見事でした。旧自治体に一定の権限を残す住民自治組織の設置という一定の条件付で、宮崎市との法定協議会設置の意向を表明されました。この間何度かお逢いする機会がありましたが、気の毒なくらい神経をすり減らし町の将来像を考えておられました。

 住民に対する充分な説明と考えられる選択肢を住民に提示し、それを受けた住民側の意見も充分反映されていたようです。残念ながら、高岡町は、全国で2番目の住民発議、今回は、3度目での町議会で賛成多数になりました。結果として、2転3転したことは、混乱を招き、本来議論すべきもの意外に力が削がれることになりました。

 政治に携わるものとして責任を感じております。やはり、県も、安藤新知事の下、財政状況、今回の見直し計画などをきちんと提示すべきです。データそのものが正確でないと議論そのものが意味をなしませんから。

8月19日(火)
 昨日は、平成3年度県庁入庁同期会が開かれ、約40名の皆さんが集まりました。退職しているのは私だけで、皆それぞれのポジションで中堅職員として頑張っている姿は、とても、たくましく勇気づけられます。

 入庁時の平成3年はちょうどバブル期でもあり、ユニークな人物も多いのですが、入庁して13年目、やはり、悩みも多いようです。
 ほっとしたひとときでした。
 
 さて、今日は、全員協議会が開かれました。安藤知事が始めて出席され、少し緊張した面持ちで(議員は、濃い人が多いので、勢ぞろいすると独特の雰囲気です。)挨拶をされました。
 今は、お腹を空かしてゆだれをたらしている狼のいる檻の中に、小うさぎ一匹放たれるようなもので、誠に、気の毒ですが、県民の生活をあずかるその責任の重さゆえを思うと避けては通れないのでしょう。

 やはり、ここは志を前面に打ち出し、使命感として執務にあたって欲しいです。
 安藤県政の序盤のキーワードは、「しがらみない県政」、「人、歴史、文化、自然環境を大切にした県政」みたいです。
 最近、大衆迎合(ポピリズム)に対する政治家のあり様が問題になっています。県民の厳しい視線は、掛け声だけでは、すぐ見抜かれてしまうでしょう。

 要は、中身です。
 中身といえば、「本県財政の現状と中期財政収支見通し」が突然、8月8日に発表され、現状のままでは、今後の見通しとして、18年度の予算編成もままならないことが公表されました。

 現状を情報公開して、共有することは必要ですが、現状は現状として、要は、それをどうするかです。前後したのですが、総務企画常任員会を臨時に開催されました。相当の覚悟を持って取り組むこと、早く、計画を示し随時、情報を公開してゆくこと。などを意見しました。当然、担当委員会としても、最大の関心を持って議論していきます。 

8月18日(月)
 今日は、37回目の誕生日でした。年々、世代の責任を実感するようになりました。
 さて、シリーズで述べています新知事の公約についての第2弾

 知事の給与などのカットについて
 安藤知事は、給与10%カット、退職金50%カットを公約しました。これには、条例改正が必要なため、県議会の議決が必要です。9月1日からの定例県議会に上程したいと打診がありました。

 現行給与    1,310,000円  減額後 1,179,000円 で、年間減額 1,572,000円です。
 現行退職金 44,933,000円  減額後 22,466,500円です。

 九州各県の状況を調べますと、沖縄を除く全ての県の三役の給与が2%から10%既にカットされています。財政改革に取り組む上でもその意気込みを示す政治姿勢としては、大いに賛同するものです。

 ただ、財政改革という意味では、他の公務員や議会のありようについて議論をすべきです。私は、議会もこのタイミングで、歳費カット10%すべきと考えています。

 確かに、人事院勧告で、5年連続の歳費カットではありますが、やはり、政治姿勢として知事に同調すべきものと考えます。経済的な理由による自殺者が年々増加する中で、その責任は、当然政治家に及ぶものと考えています。

8月16日(土)
 お盆休みは、如何でしたか。私は、親戚の挨拶回りを中心に過ごしました。
 さて、安藤新知事が誕生して、半月が経ちました。新聞をみるのが楽しみですが、少し心配なところがあります。

 まず、副知事の2人制です。
 民間女性を副知事に とまでは良かったのですが、従来の国からの出向である副知事はそのままで、新たに、ポストをつくるということでした。ポストをつくると概算で、歳費、秘書、公用車、宿舎・・・約1年間に、4000万円から5000万円の経費が要ります。1期で、2億円です。これは、明らかに、行政改革や、コスト縮減に反しております。

 果たして、県民を納得できる提案理由ができるのでしょうか。
 私は、女性の地位向上を訴えるなら、女性の力を認めるなら、女性副知事1人で十分だと思います。むしろ、2人制は、その力を認めてない裏返しでもあります。

 次に、知事室に、県民からの直接の電話やファックスを設置し、県民の声を県政に反映させるとの事でしたが、確かに、閉塞した県政に、風通しを良くし、今まで、見逃されて来た様々な意見に耳を傾けるのは大切なことです。その主旨には、賛同しますが、開設して愕然としました。県民との大切な媒体である電話器が知事室ではなく、別室の広報公聴課内に置かれるとの事でした。

 知事室に置くことに従来と違う意味が、期待があったのに、すっかり、県庁の抵抗勢力に屈したのでしょうか、スペースがないという、これも、従来型の事務的なコメントですまされています。

 この2つをみても、この先大丈夫かなと心配になります。
 あるマスコミの人が、「安藤氏は、この5年間、打倒牧野で、精魂尽き果ててしまっている。知事は、手段であるのに、知事になるのが目的化していたのでないか。」と大きな期待をしていた分、がっかりして話していました。

 安藤氏が良く引き合いに出す鳥取県の片山知事に、直接あって刺激を受け、毅然と取り組んで欲しいと県民の一人として切に願いします。
 この他、歳費カットの問題、県議会との刷り合せの問題など、次回、私見を述べます。

 少々、愚痴っぽくなりましたが、ある先輩議員が「知事と県議会は、車の両輪というけど、あれはうそで、ハンドルもアクセルも知事がしっかり握っていて、実際、県議会は、ブレーキをかけるのみなんだ。」確かに、議院内閣制をとる国会とは、その権限に大きな差があります。
 
 だから、あきらめるのではなく、よっぽど頑張らないといけないと思ってます。新知事をリードするつもりで。

 話は、変わりますが、西部警察のロケ中の事故後の対応には、敬服します。莫大な経費や違約金など、その判断には、英断以外の何ものでもありません。石原裕次郎の名を汚さないことに、軍団の存在意義を見出してきた渡哲也の会見は、しびれました。本当は、政治の世界で、こんな場面が必要です。

8月12日(火)
 衆議院議員 森田健作 氏が次期衆議院選挙の不出馬を表明されました。
 一週間前には、埼玉県知事の出馬に強い意欲を示されましたが、師と仰ぐ山崎自民党幹事長からの慰留があり、断念されました。

 一部には、予想される東京都知事選挙への出馬を匂わせています。
 宮崎でも、次期衆議院選挙への動きが始まっているようです。
 ありがたいことに、お前はどうするのかというご質問もいただいておりますが、「お騒がせしたばかりで、現在は、自重自愛をさせていただいております」と答えております。

 それにしても、海を越えたカリフォルニア州知事選挙はすごいです。100名を超える候補者とは驚きました。供託金も、45万円くらいということで、誰でも自由に立候補できるということは、ある意味羨ましいです。それに対して、日本の場合は、知事の供託金は300万円ですし、何かと制約もあります。

 決して、興味本位での事ではないのですが、魅力的な候補を求める背景には、現状に対する不満があるわけで、このことも、政治に携わるものとしてしっかり議論してまいります。

8月11日(月)
 先輩議員から本をいただきました。題名は、「社長の帝王学」井原隆一著です。
 政治は、もちろん経済でいう社長とは違いますが、共通することもあるということでいただきました。

 この本は、冒頭に「徳のない者は、経営者としての資格がない。」とあり、知らず知らずに引き込まれていきました。
 「社会のつながりの凡(すべ)ては『信』によって結ばれ、組織の人々は、『敬』(己を慎み人を敬う)によって結ばれているからである。」

 いかに能力や財力があり、権力があっても、人格に劣る徳のない人間に心から従うものはない。一時は権力・財力につられれて従うにしても、いずれは去り行くものである。長期にわたって従ったとしても、本心は、「心ならずも」ということであって心服してのそれではない。

 古今東西、徳に反する者が、国、事業を長らえたものはない。個人にして有終の美を飾るものもない。
 今年の夏は、さほど、暑くありませし、じっくり書にふけるのもいいものです。

8月 9日(土)
 今日は、58年前、長崎原爆投下があった日です。
 広島、長崎、それぞれの市長が、イラク戦争が勃発したことに触れ、唯一の被爆国、市民を代表してその思いを語られました。
 
 もはや戦後から戦前へ、と揶揄されるように大きな舵がきられているのでしょうか。
 歌手で、長崎出身のさだまさしさんは、8月6日広島原爆投下の夜に毎年、長崎で、コンサートを開いています。17年間も無料で続けているそうですが、その想いに大いに賛同します。

 単に、戦争がなくなれば平和かと言うとそうではありません。親が子どもを殺したり、子どもが子どもを・・・など・・。平和の定義は、難しいですね。
 平和を考える門番でいたいとさださんが語るように「語り継ぐ必要性」を訴えていました。

 歴史は、繰り返すのでしょうか。

8月 5日(火)
 6期24年、松形知事が勇退されました。現在、85歳、就任が61歳である。人間は、人から頼りにされる、関心をもたれることを最大の喜びと感じると言います。確かに、政治家という役割も、金をむさぼる一部を除いてはそうでしょう。

 日本で一番重責を担う小泉首相は、最たるものです。普段は、心無い中傷やうっぷん晴らしの対象となること請け合いですが・・・。
 松形知事の評価は、それぞれがそれぞの立場でなされていますが、共通して、「長い間、高齢にもかかわらず本当にお疲れ様」でしょう。「一期、一期を誠実に勤めてこられたのもそのとおりで、自画自賛も温かく見守る県民が多いと思います。」
 しかし、忘れてはいけません。シーガイアの失政をはじめ、多くの県民が、今もなお、心の晴れない状況の中で、TVの画面を観ていることも・・・。

 政治に完璧はありませんが、そうだからこそ、長期政権の弊害があまりにも大きく重くのしかかっています。
 今日は、安藤新知事の初登庁です。大きな期待はその反動ですが、その覚悟はすでに備えていると思います。新しい宮崎のスタートです。
 今日から、景気雇用特別委員会県北視察に行って参ります。県議会もがんばるぞ。 

8月 1日(金)
  今日から、8月です。全国的に梅雨が開け本格的な夏です。今夏は、各地で地震や大雨の被害が続出する異常気象です。特に、日照不足による農作物の被害が心配されます。

 さて、明日から、3日間、夏休みをとります。長女のクラシックバレエのレッスンに合わせて、上京します。家族5名で、初めての旅行ですが、東京で刺激を受けてきます。

 小泉さんも、2回に分けて夏休みをとるようです。勤勉な日本人は、休むことをよしをしてきませんでしたが、少しずつその必要性も認知されてきたようです。

 昔、高校野球の練習中は、炎天下の中でも、水が飲めませんでした。しかし、このことに合理性が認められず、むしろ、脱水症など身体に良くないことがわかり、今では、十分に水分を補給しながら練習できる球児は、恵まれています。

 9月定例県議会では、一般質問を予定しています。リフレッシュして頑張ります。